Shikoku Pilgrimage
四国お遍路巡りの基礎知識
回り方
お遍路の参拝方法には特に決まりはなく、自由に始められます。「順打ち」は1番から88番へ進む一般的なスタイルで、逆に88番から巡る「逆打ち」はうるう年に行うと特別なご利益があると言われています。一度に全札所を巡る「通し打ち」や、数回に分けて巡る「区切り打ち」、1県ずつ参拝する「一国参り」などがあります。体力や時間に応じて、自分のペースで楽しんでください。
お遍路マップ
お遍路用語
四国の88ヶ寺は「札所」と呼ばれ、巡礼者が自分の名前を書いた木札を寺院に打ち付けたことが由来です。「打つ」という表現もここから生まれています。
服装
基本的には服装は自由ですが、白衣、袈裟、金剛杖を身に着けるのが一般的です。これらを身につけることで、気持ちが引き締まり、地元の人々からもお遍路さんとして受け入れられやすくなります。必要な用品は各札所や周辺の売店、インターネットで購入できます。
基本の服装には以下のものがあります。
- 菅笠(すげがさ):弘法大師を象徴する竹笠。
- 白衣(はくえ・びゃくえ):お遍路さんの正装で、「南無大師遍照金剛」の文字が入っています。
- 輪袈裟(わげさ):首から掛ける略式の袈裟。
- 金剛杖(こんごうづえ):弘法大師の分身とされる杖です。